インドネシアについて

 概要:インドネシアの正式名称はインドネシア共和国。人口は約2.70憶人(2020年、インドネシア政府統計)
面積は約192万km2 (日本の約5倍)首都はジャカルタ(人口1.056万人:2020年、インドネシア政府統計)
公用語はインドネシア語です。
                      

宗教:イスラム教 86.69%、キリスト教10.72%、(プロテスタント 7.60%、カトリック3.12%)、ヒンズー教1.74%、仏教0.77%、儒教0.03%、その他0.04%(2019年宗教省統計)


インドネシア料理にかかせない食材といえば、「ケチャップマニス」と「サンバル」です。「ケチャップマニス」は、あまくてとろりとしたソースで、ナシゴレンやミーゴレンなどの味付けに使います。ケチャップは「ソース」、マニスは「あまい」という意味で、ケチャップという名前ですが、日本のしょう油のような調味料です。
「サンバル」は、ナシゴレンなどといっしょに出される辛い調味料で、食卓で料理に少しずつぜて食べます。辛いだけでなく甘味とコクもあり、インドネシアの人たちはみんな大好き。家庭でもお店でも必ずといっていいほど料理といっしょにサンバルが出てきます。


パダン料理 ルンダン/ジャックフルーツ/ジャワ料理 グドゥ「40~50kgもある顔より大きいフルーツなのよ。」

島、民族ごとに郷土料理があります。
多民族国家のインドネシアでは、民族ごとに郷土料理、民族衣装、言語が違いますが、それぞれの民族がお互いの文化を大切にしながら仲良くらしています。
ナシゴレンやミーゴレンなど代表的なインドネシア料理以外にもそれぞれの民族ごとに有名な郷土料理があります。
西スマトラ島の「パダン料理」は、トウガラシなどの香辛料を使った辛い味付けが特徴です。長時間煮込む料理が多く、4時間ほど牛肉をスパイスで煮込んだ「ルンダン」が人気です。パダン料理は今ではインドネシア全土で食べられています。
ジャワ島には、甘めの味付けの「ジャワ料理」とあっさりとした味付けの「スンダ料理」があります。ジャワ料理で有名なのは、ジャックフルーツを鶏肉とココナッツミルクで煮込んだ「グドゥ」です。スンダ料理は、日本と同じように生野菜をよく食べ、魚や野菜をバナナの葉で包んでした「ペペス・イカン」が代表的です。
バリ島の「バリ料理」は、塩と唐辛子の味が強く塩辛い味付けが多いといわれています。魚を使った料理が多く、魚介類をそのまま焼いて食べる「イカンバカール」や、お祭りのごちそうとして豚を丸焼きにした「バビグリン」が食べられています。

主産業:製造業(19.8%)商業・ホテル・飲食業(15.4%)農林水産業(13.7%)建設(10.7%)運輸・通信(8.9%)等(カッコ内は2020年における名目GDP構成比)(インドネシア政府統計)

日経企業進出状況:1.489社(2019年8月~11月時点)(JETRO調べ)

実質GDP成長率:5.02%(2019年)(インドネシア政府統計)

最低賃金:1ドル=14.364ルピア(2021年5月6日、インドネシア中央銀行)

2005年以降の経済成長率は世界金融・経済危機の影響を受けた2009年を除き、5%後半~6%台という比較的高い成長率を達成。 2010年には一人当たり名目 GDPが3.000 ドルを突破した。

 インドネシアの教育制度は日本と同じように小学校の6年間,中学校の3年間が義務教育とされています。そして,高校が3年間,その後は大学などの高等教育に続きます。
日本と大きく違うのは,小学校,中学校,高校すべての段階で卒業するための統一国家試験が実施されているところです。基準点が設けられ,それを下回ると学校を卒業することができないことがあります。

 また,学校の種類にも,日本の文部科学省にあたる教育文化省管轄の一般の学校と,宗教省管轄のイスラームの考えや伝統に沿った教育を行うマドラサやプサントレンと呼ばれる学校があります。インドネシアで最も多数を占めるのはイスラーム教徒ですが,プロテスタント,カトリック,ヒンズー教,仏教などを信じる人々もおり,一般の学校でもそれぞれの宗教に合わせて宗教の授業が設けられています。またこの2種類の学校については,例えば,小学校は一般の学校に行き,その後,マドラサに入ることもできるなど,自由に進学できることになっています。